こんな日には古き良きミステリー
2004年 11月 19日
日差しがあれば冬でも温室のような我が家の居間も、昨日は昼間でも暖房を切れなかった。
今朝も昨日同様、今にも雨の降り出しそうにどんよりと曇っている。今日も寒い一日になりそうだ。
こんな日に暖かな部屋で熱いコーヒーをすすりながらゆったりと本を読む・・・。ああ、幸せ~。
こんな時、読みたくなるのはミステリー。それも今のモノじゃなく、古き良き時代の・・・。
思わず、読みさしの「ハプスブルクをつくった男」を脇に置き、「ピカデリーの殺人」(アントニー・バークリー:著)を手に取ってしまった。ずっと以前に買ったのだが、ここしばらくミステリーから興味が遠のいていたので読まずに積まれていた1冊。
バークリーはミステリー黄金期(1930年代を中心とした一時期)と呼ばれる時代を代表する作家の1人だが、バークリーに限らず、この時代に書かれたものは肌に合うものが多い。
電話もどこにでもあると言うシロモノではなく、通信手段は手紙や電報がまだまだ主流。車も誰もが持てるシロモノではなく、飛行機も交通手段としてはまだ普及していない。だから、作品の中では時間が今よりもゆったりと流れている。
暴力的なシーンや生々しい描写も殆ど無くて品が良く、安心して読める。
時代の違いもさる事ながら、日本との違いも魅力。
例えば、検死審問、謀殺と故殺の違い、陪審員制度、事務弁護士と法廷弁護士・・・などなど、司法制度の違いも面白い。長いバカンス、紳士が集うクラブ、老嬢など、一昔前の欧米の生活習慣や風俗も楽しい。
今日は一日、優雅にこんな世界に浸って・・・。
ところが・・・
こんなお天気で洗濯物は溜まるし、スーパーの特売は見逃せないし、洗剤は切れそうだし!
ああっ、メイドやお話し相手に囲まれて遊んで暮らせる老嬢になりたい・・・。
今朝も昨日同様、今にも雨の降り出しそうにどんよりと曇っている。今日も寒い一日になりそうだ。
こんな日に暖かな部屋で熱いコーヒーをすすりながらゆったりと本を読む・・・。ああ、幸せ~。
こんな時、読みたくなるのはミステリー。それも今のモノじゃなく、古き良き時代の・・・。
思わず、読みさしの「ハプスブルクをつくった男」を脇に置き、「ピカデリーの殺人」(アントニー・バークリー:著)を手に取ってしまった。ずっと以前に買ったのだが、ここしばらくミステリーから興味が遠のいていたので読まずに積まれていた1冊。
バークリーはミステリー黄金期(1930年代を中心とした一時期)と呼ばれる時代を代表する作家の1人だが、バークリーに限らず、この時代に書かれたものは肌に合うものが多い。
電話もどこにでもあると言うシロモノではなく、通信手段は手紙や電報がまだまだ主流。車も誰もが持てるシロモノではなく、飛行機も交通手段としてはまだ普及していない。だから、作品の中では時間が今よりもゆったりと流れている。
暴力的なシーンや生々しい描写も殆ど無くて品が良く、安心して読める。
時代の違いもさる事ながら、日本との違いも魅力。
例えば、検死審問、謀殺と故殺の違い、陪審員制度、事務弁護士と法廷弁護士・・・などなど、司法制度の違いも面白い。長いバカンス、紳士が集うクラブ、老嬢など、一昔前の欧米の生活習慣や風俗も楽しい。
今日は一日、優雅にこんな世界に浸って・・・。
ところが・・・
こんなお天気で洗濯物は溜まるし、スーパーの特売は見逃せないし、洗剤は切れそうだし!
ああっ、メイドやお話し相手に囲まれて遊んで暮らせる老嬢になりたい・・・。
by yuiga28
| 2004-11-19 10:08
| Book ミステリー