「紅(くれなひ)匂う」(3)・・・岩崎峰子さんて凄い!
2006年 04月 20日
「紅(くれなひ)匂う」(3) 大和和紀 ビーラブKC
かつて祇園の名妓だった岩崎峰子(現:究香=みねこ)さんの著書「芸妓峰子の花いくさ ほんまの恋はいっぺんどす」を原案にしたコミックの第3弾。
幼くして祇園の置屋の女将に”百年に一人の逸材”として見出され、置屋の養女となった少女は厳しい修行を経て15歳で舞妓・咲也(さくや)となります。
先輩や同輩たちの”いけず”(いじめ)にも遭いますが、見事に跳ね除けやがて売り上げ№1を6年間も続けるほどの舞妓になって行きます。
この3巻では、そんな仕事一途で邁進して来た咲也の心に恋が芽生えて行く様が描かれ、今後の大きな転機を予感させる巻になっています。
一つ一つの出来事が丹念に描かれていて、そこからは祇園や舞妓・芸妓の世界とはどんなものなのか、そして女性としての咲也の心境の変化などがとても良く伝わって来ます。
河惣益巳さんの「玄椿」も祇園の芸妓を描いた作品で、こちらも祇園のムードが良く伝わって来ますが、フィクションだけに話がダイナミック(元々、河惣さんの作品はみんなそうですが…。)。それに比べるとストーリーに派手さはありませんが、一人の女性の半生記としてじっくりと味わうことが出来ます。
モデルになっている岩崎峰子さんて本当に凄い才能の持ち主なんですね。
著作は原案になっているものを含めて全然読んだことがないんですが、下のインタビュー記事を読んだだけでも、現在コミックで描かれている咲也の才能はまだまだほんの片鱗でしかないことがわかります。
TBしています:大和和紀さんは やっぱり素敵(<華鈴 の blog>さま)
かつて祇園の名妓だった岩崎峰子(現:究香=みねこ)さんの著書「芸妓峰子の花いくさ ほんまの恋はいっぺんどす」を原案にしたコミックの第3弾。
幼くして祇園の置屋の女将に”百年に一人の逸材”として見出され、置屋の養女となった少女は厳しい修行を経て15歳で舞妓・咲也(さくや)となります。
先輩や同輩たちの”いけず”(いじめ)にも遭いますが、見事に跳ね除けやがて売り上げ№1を6年間も続けるほどの舞妓になって行きます。
この3巻では、そんな仕事一途で邁進して来た咲也の心に恋が芽生えて行く様が描かれ、今後の大きな転機を予感させる巻になっています。
一つ一つの出来事が丹念に描かれていて、そこからは祇園や舞妓・芸妓の世界とはどんなものなのか、そして女性としての咲也の心境の変化などがとても良く伝わって来ます。
河惣益巳さんの「玄椿」も祇園の芸妓を描いた作品で、こちらも祇園のムードが良く伝わって来ますが、フィクションだけに話がダイナミック(元々、河惣さんの作品はみんなそうですが…。)。それに比べるとストーリーに派手さはありませんが、一人の女性の半生記としてじっくりと味わうことが出来ます。
モデルになっている岩崎峰子さんて本当に凄い才能の持ち主なんですね。
著作は原案になっているものを含めて全然読んだことがないんですが、下のインタビュー記事を読んだだけでも、現在コミックで描かれている咲也の才能はまだまだほんの片鱗でしかないことがわかります。
TBしています:大和和紀さんは やっぱり素敵(<華鈴 の blog>さま)
by yuiga28
| 2006-04-20 14:53
| Book コミック