「光源氏の一生」 池田弥三郎 講談社現代新書
2005年 07月 02日
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物凄く久しぶりの再読。それでも斬新な印象は変わらない。
この本が出たのは昭和39年、それから円地文子さん、田辺聖子さん、瀬戸内寂聴さんといった錚々たる女流の方々が現代語訳され、漫画家の大和和紀さんが漫画化と、『源氏物語』は非常に親しみやすくなったけれど、『源氏物語』はあくまで恋愛小説だった。
ところがこの本では、光源氏が公人として、または家長として、どのように地歩を固め、家を隆盛に導いて行ったかということに焦点を当てているのがとても斬新に感じられる。
『源氏物語』を単なる光源氏の恋愛冒険譚だと思って敬遠されて来たような方には是非一読して欲しい一冊だ。
TBしています:『私本・源氏物語』 光源氏の建前と本音(手当たり次第の本棚さま)
物凄く久しぶりの再読。それでも斬新な印象は変わらない。
この本が出たのは昭和39年、それから円地文子さん、田辺聖子さん、瀬戸内寂聴さんといった錚々たる女流の方々が現代語訳され、漫画家の大和和紀さんが漫画化と、『源氏物語』は非常に親しみやすくなったけれど、『源氏物語』はあくまで恋愛小説だった。
ところがこの本では、光源氏が公人として、または家長として、どのように地歩を固め、家を隆盛に導いて行ったかということに焦点を当てているのがとても斬新に感じられる。
『源氏物語』を単なる光源氏の恋愛冒険譚だと思って敬遠されて来たような方には是非一読して欲しい一冊だ。
TBしています:『私本・源氏物語』 光源氏の建前と本音(手当たり次第の本棚さま)
by yuiga28
| 2005-07-02 13:52
| Book 歴史