「バーニーよ銃をとれ」 トニー・ケンリック 角川文庫・・・この人が切っ掛けだった
2005年 06月 12日
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15年から20年位前には盛んに翻訳が出版されていたようだが、私がこの著者を知ったのは復刊された「スカイジャック」が最初だった。
かれこれ7、8年前のこと。当時、歴史小説や歴史の解説書ばかり読んでいて、それも読みたいものは読み尽くした感じで、とうとう手元に未読本が無くなってしまった。しかも、確か風邪か何かひいていて、体調が悪く、仕事を休んでいた。つまり、暇はたっぷりあるのに読む本が無いと言う、絶対に許せない事態に陥ったのだ。
で、普段は足を向けない近所の小さな本屋に完全武装してよろよろと歩いて行った。雑誌が主の小さな本屋だから、文庫本はほんの申し訳程度にしかなく、それもどこかで売れ残ったような、何ヶ月か前のマイナーな新刊ばかり。別に新刊でなくてもいいのだが、読みたいようなモノは皆無。でも、何かしら買って帰らないと禁断症状が…!
必死で読めそうなものを探した結果、軽くて面白そうな内容の「スカイジャック」を買って帰った。全然読みたいものが無いから、「何でもいいや!」とかなり投げやりに選んだというのが本音。
で、翌日、またまたよろよろと出て行き、隣に並んでいたと記憶のある同じ著者の「リリアンと悪党ども」と「マイ・フェア・レディーズ」を買って帰ったのだ。
当時はミステリーなんてさらさら読む気は無く、知識も無かったから、ミステリーに分類されるものにこんなに愉快なのがあるとは思ってもみなかった。それだけにこの面白さは衝撃的で、これを切っ掛けに”ユーモア・ミステリー”という分野にのめりこんで行ったのだ。
ドナルド・ウェストレーク、シャーロット・マクラウド、ジル・チャーチルと読んで、ユーモアモノに食傷して来て本格モノへ…。
だから、あの時、トニー・ケンリックに出会わなかったら、いまだに、クイーンもセイヤーズもバークリーも手に取ることすらなく来ていたはず…、ということで、この著者は私にとっては思い出深いおヒトなのだ。
3冊を読み終わり、次の復刊を首を長くして待っていたのだが、それ以降の作品は全く復刊されず…。
先日、ネットの古本屋を見ていたら懐かしい名前が目に付いたので即、購入。
ああ、やっぱりこの人のは面白い!
15年から20年位前には盛んに翻訳が出版されていたようだが、私がこの著者を知ったのは復刊された「スカイジャック」が最初だった。
かれこれ7、8年前のこと。当時、歴史小説や歴史の解説書ばかり読んでいて、それも読みたいものは読み尽くした感じで、とうとう手元に未読本が無くなってしまった。しかも、確か風邪か何かひいていて、体調が悪く、仕事を休んでいた。つまり、暇はたっぷりあるのに読む本が無いと言う、絶対に許せない事態に陥ったのだ。
で、普段は足を向けない近所の小さな本屋に完全武装してよろよろと歩いて行った。雑誌が主の小さな本屋だから、文庫本はほんの申し訳程度にしかなく、それもどこかで売れ残ったような、何ヶ月か前のマイナーな新刊ばかり。別に新刊でなくてもいいのだが、読みたいようなモノは皆無。でも、何かしら買って帰らないと禁断症状が…!
必死で読めそうなものを探した結果、軽くて面白そうな内容の「スカイジャック」を買って帰った。全然読みたいものが無いから、「何でもいいや!」とかなり投げやりに選んだというのが本音。
で、翌日、またまたよろよろと出て行き、隣に並んでいたと記憶のある同じ著者の「リリアンと悪党ども」と「マイ・フェア・レディーズ」を買って帰ったのだ。
当時はミステリーなんてさらさら読む気は無く、知識も無かったから、ミステリーに分類されるものにこんなに愉快なのがあるとは思ってもみなかった。それだけにこの面白さは衝撃的で、これを切っ掛けに”ユーモア・ミステリー”という分野にのめりこんで行ったのだ。
ドナルド・ウェストレーク、シャーロット・マクラウド、ジル・チャーチルと読んで、ユーモアモノに食傷して来て本格モノへ…。
だから、あの時、トニー・ケンリックに出会わなかったら、いまだに、クイーンもセイヤーズもバークリーも手に取ることすらなく来ていたはず…、ということで、この著者は私にとっては思い出深いおヒトなのだ。
3冊を読み終わり、次の復刊を首を長くして待っていたのだが、それ以降の作品は全く復刊されず…。
先日、ネットの古本屋を見ていたら懐かしい名前が目に付いたので即、購入。
ああ、やっぱりこの人のは面白い!
by yuiga28
| 2005-06-12 08:27
| Book ミステリー