「藤壺」 瀬戸内寂聴 講談社
2005年 05月 31日
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「源氏物語」の名前だけ伝わり本文が無い帖「輝く日の宮」の内容を大胆に想像して補完、小説化したもの。
瀬戸内寂聴さんの「源氏物語」を読んでいないので、これが他の瀬戸内さんが訳した帖と共通した雰囲気なのかわからないが、とにかく内容からは瀬戸内さんらしさが感じられる。
本文も流麗で美しい文章だが、その現代語の本文を古語に直した古語文が巻末に併録されていて、それもまた素晴らしい。
古文は苦手なのだが、一度同じ内容の現代文を読んでいると意外にもスラスラと読め、内容も読み取れて、古語文の美しさを堪能出来た。
物語の内容そのものより、この古語文が楽しめたのが一番の収穫。
TBしています:
藤壺 (瀬戸内寂聴)(むっちゃ本が好っきゃねん!さま)
「源氏物語」の名前だけ伝わり本文が無い帖「輝く日の宮」の内容を大胆に想像して補完、小説化したもの。
瀬戸内寂聴さんの「源氏物語」を読んでいないので、これが他の瀬戸内さんが訳した帖と共通した雰囲気なのかわからないが、とにかく内容からは瀬戸内さんらしさが感じられる。
本文も流麗で美しい文章だが、その現代語の本文を古語に直した古語文が巻末に併録されていて、それもまた素晴らしい。
古文は苦手なのだが、一度同じ内容の現代文を読んでいると意外にもスラスラと読め、内容も読み取れて、古語文の美しさを堪能出来た。
物語の内容そのものより、この古語文が楽しめたのが一番の収穫。
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藤壺 (瀬戸内寂聴)(むっちゃ本が好っきゃねん!さま)
by yuiga28
| 2005-05-31 19:43
| Book 歴史