F1 第5戦 スペインGP 決勝
2005年 05月 09日
■ ライコネン今季初優勝!
ポール・スタートからは勝てないジンクスを破ってライコネンが今季初、2004年第14戦ベルギーGP以来の3勝目をあげた。
ファステストこそ66周目のフィジコに抜かれたけれど、レース全般にわたる速さはまさに異次元。1回目の給油までに1周1秒の差をアロンソにつけて、給油後もトップを守り、更に2度目の給油も危なげなく首位で戻って、全ラップでトップを明け渡さなかった。全く危なげの無い勝ち方。凄い! 速い!
でも、観ている方は2位以下との差がどんなにあっても最終ラップの最終コーナーまでハラハラドキドキ・・・。ここのところのライコネンの敵は他のマシンじゃなくて自分のマシン。あれだけのマージンがあれば、マシンをいたわって走る余裕があったろうから、危険性はグンと低くなっているのだろうけれど、でもマクラーレンだから(?)突如止まらないとも限らず、最後まで心臓バクバク。
しかし、それも杞憂に終わり。普段は殆ど表情を変えないライコネンの表彰台でのうれしそうな顔がなんとも印象的だった。それと、ロン・デニスが老けたのが・・・。
ホント、これがマクラーレン復活の契機になるといいなぁ。今回の調子が維持出来れば、これからでもチャンピオン争いに充分加われそう。今期は残りがまだ14戦もあるのはライコネン&マクラーレンにとってはラッキーかも。
■ アロンソ、しぶとい!
母国優勝の栄誉こそ逃したものの、アロンソは2位をゲット。チャンピオン争いを考えると相変わらずダントツで有利だ。
このところ良いところの無かったフィジコが今回は来るかな?と期待しながら見ていたが、やっぱり不運はまだついて回っているようで・・・。トラブルを抱えていたアロンソが2位フィニッシュなのに、好調だったのに突然フロントのダウンフォースを失うという致命的なトラブルが起きて5位に終わるなんて・・・。かなり可哀想。でも、今回はポイントを獲得出来ただけ良かったと思うべきなんでしょうね。2台共にトラブルが出ても12pt獲得してマクラーレンにとのポイント差はキープしてるし、トヨタには1ptながら水を空けたわけだし。
■ チームメイト対決
アロンソvsフィジコ、トゥルーリvsラルフ、ウェバーvsハイドフェルトなどなど、チームメイト同士のバトルがいくつか見られたけれど、どこもトラブらずに良かった。が、ここでも今までの運不運、好不調がくっきり。ラルフはいつもトゥルーリの後ろ。これって拙くない? ウェバーも最近、結果が出せないレースが続いて風当たりが強くなっているようだが、今回もフロントローからスタートしながら6位はチームとしては期待外れ。温厚そうな(?)マリオ・タイセンまでもがかなり手厳しいことを言っている。
残された課題は山積み(F1 Live.com)
まあ、記事の題名通り、マシンにもたくさん問題はありそうだけど・・・。
■ やばいんじゃないの!? フェラーリ
1回目の給油を遅らせたミハエルが3位まで浮上した時にはサンマリノの再現か!?と思ったのに、まさかあんな形でリタイアするとは・・・。散々アドバンテージをもらって来たタイヤに今回は泣かされた形。しかも、1本ならともかく、2本、それも1本目を換えた直後に2本目が・・・という最悪のタイミングが、今期のここまでのフェラーリを象徴しているよう。マシンの調子も相変わらず問題が多そうだし。
今までだって、マシン自体の好不調はあったが、今回は今までになく深刻そう。1つのチームが長年好調を保つのが難しいのは今までのF1の歴史を見て来ても明らかだが、ミハエルが乗っている間のフェラーリは磐石だと思っていた。フェラーリはミハエルが立て直したようなものだから、フェラーリが再び下降期を迎えるのはミハエルがいなくなった後だろうなぁーと。でも、こんな状況を見ているとこんな言葉が頭をよぎる・・・”盛者必衰”。
■ 次はモナコ!
やっぱりモナコは特別なレース。特にマクラーレンの調子が上がって来ているだけにワクワク感も一入。これで、BARの出場停止が解ければ文句はないんだが・・・。
でも、今年のモナコはレーニエ大公が亡くなったから、例年のようなお祭り騒ぎにはならないのかな?
■ 第5戦 スペインGP 決勝リザルト ■
1. K.ライコネン (マクラーレン メルセデス)
2. F.アロンソ (ルノー)
3. J.トゥルーリ (トヨタ)
4. R.シューマッハ (トヨタ)
5. G.フィジケラ (ルノー)
6. M.ウェバー (ウイリアムズ BMW)
7. JP.モントーヤ (マクラーレン メルセデス)
8. D.クルサード (レッドブル コスワース)
9. R.バリチェロ (フェラーリ)
10. N.ハイドフェルト (ウイリアムズ BMW)
11. F.マッサ (ザウバー ペトロナス)
12. T.モンテイロ (ジョーダン トヨタ)
13. N.カーティケヤン (ジョーダン トヨタ)
■ 第5戦 スペインGP終了時 ドライバーズ・ポイント・ランキング ■
1. 44pt F.アロンソ (ルノー)
2. 26pt J.トゥルーリ (トヨタ)
3. 17pt K.ライコネン (マクラーレン メルセデス)
4. 14pt G.フィジケラ (ルノー)
5. 14pt R.シューマッハ (トヨタ)
6. 12pt M.ウェバー (ウィリアムズ BMW)
7. 10pt M.シューマッハ (フェラーリ)
8. 10pt JP.モントーヤ (マクラーレン メルセデス)
9. 10pt D.クルサード (レッドブル コスワース)
10.  9pt N.ハイドフェルド (ウィリアムズ BMW)
11.  8pt R.バリチェロ (フェラーリ)
12.  6pt A.ブルツ (マクラーレン メルセデス)
13.  5pt J.ビルヌーブ (ザウバー ペトロナス)
14.  4pt P.ド・ラ・ロサ (マクラーレン メルセデス)
15.  3pt C.クリエン (レッドブル コスワース)
16.  2pt F.マッサ (ザウバー ペトロナス)
17.  1pt V.リゥッツィ (ザウバー ペトロナス)
■ 第5戦 スペインGP終了時 コンストラクターズ・ポイント・ランキング ■
1. 58pt ルノー
2. 40pt トヨタ
3. 37pt マクラーレン メルセデス
4. 21pt ウィリアムズ BMW
5. 18pt フェラーリ
6. 14pt レッドブル コスワース
7.  7pt ザウバー ペトロナス
TBしています:
F1第5戦スペインGPレース結果 キミ・ライコネン優勝 アロンソ2位(英国写真とF1通信さま)
スペインGP(ちび畑。さま)
F1:スペインGP 決勝結果(yukieの素敵☆日記さま)
スペインGP決勝(畳持参のぼそだら日記さま)
西班牙GP(らすか's Diaryさま)
F1スペインGPを振り返って(ラーメン馬鹿のブログさま)
ポール・スタートからは勝てないジンクスを破ってライコネンが今季初、2004年第14戦ベルギーGP以来の3勝目をあげた。
ファステストこそ66周目のフィジコに抜かれたけれど、レース全般にわたる速さはまさに異次元。1回目の給油までに1周1秒の差をアロンソにつけて、給油後もトップを守り、更に2度目の給油も危なげなく首位で戻って、全ラップでトップを明け渡さなかった。全く危なげの無い勝ち方。凄い! 速い!
でも、観ている方は2位以下との差がどんなにあっても最終ラップの最終コーナーまでハラハラドキドキ・・・。ここのところのライコネンの敵は他のマシンじゃなくて自分のマシン。あれだけのマージンがあれば、マシンをいたわって走る余裕があったろうから、危険性はグンと低くなっているのだろうけれど、でもマクラーレンだから(?)突如止まらないとも限らず、最後まで心臓バクバク。
しかし、それも杞憂に終わり。普段は殆ど表情を変えないライコネンの表彰台でのうれしそうな顔がなんとも印象的だった。それと、ロン・デニスが老けたのが・・・。
ホント、これがマクラーレン復活の契機になるといいなぁ。今回の調子が維持出来れば、これからでもチャンピオン争いに充分加われそう。今期は残りがまだ14戦もあるのはライコネン&マクラーレンにとってはラッキーかも。
■ アロンソ、しぶとい!
母国優勝の栄誉こそ逃したものの、アロンソは2位をゲット。チャンピオン争いを考えると相変わらずダントツで有利だ。
このところ良いところの無かったフィジコが今回は来るかな?と期待しながら見ていたが、やっぱり不運はまだついて回っているようで・・・。トラブルを抱えていたアロンソが2位フィニッシュなのに、好調だったのに突然フロントのダウンフォースを失うという致命的なトラブルが起きて5位に終わるなんて・・・。かなり可哀想。でも、今回はポイントを獲得出来ただけ良かったと思うべきなんでしょうね。2台共にトラブルが出ても12pt獲得してマクラーレンにとのポイント差はキープしてるし、トヨタには1ptながら水を空けたわけだし。
■ チームメイト対決
アロンソvsフィジコ、トゥルーリvsラルフ、ウェバーvsハイドフェルトなどなど、チームメイト同士のバトルがいくつか見られたけれど、どこもトラブらずに良かった。が、ここでも今までの運不運、好不調がくっきり。ラルフはいつもトゥルーリの後ろ。これって拙くない? ウェバーも最近、結果が出せないレースが続いて風当たりが強くなっているようだが、今回もフロントローからスタートしながら6位はチームとしては期待外れ。温厚そうな(?)マリオ・タイセンまでもがかなり手厳しいことを言っている。
残された課題は山積み(F1 Live.com)
まあ、記事の題名通り、マシンにもたくさん問題はありそうだけど・・・。
■ やばいんじゃないの!? フェラーリ
1回目の給油を遅らせたミハエルが3位まで浮上した時にはサンマリノの再現か!?と思ったのに、まさかあんな形でリタイアするとは・・・。散々アドバンテージをもらって来たタイヤに今回は泣かされた形。しかも、1本ならともかく、2本、それも1本目を換えた直後に2本目が・・・という最悪のタイミングが、今期のここまでのフェラーリを象徴しているよう。マシンの調子も相変わらず問題が多そうだし。
今までだって、マシン自体の好不調はあったが、今回は今までになく深刻そう。1つのチームが長年好調を保つのが難しいのは今までのF1の歴史を見て来ても明らかだが、ミハエルが乗っている間のフェラーリは磐石だと思っていた。フェラーリはミハエルが立て直したようなものだから、フェラーリが再び下降期を迎えるのはミハエルがいなくなった後だろうなぁーと。でも、こんな状況を見ているとこんな言葉が頭をよぎる・・・”盛者必衰”。
■ 次はモナコ!
やっぱりモナコは特別なレース。特にマクラーレンの調子が上がって来ているだけにワクワク感も一入。これで、BARの出場停止が解ければ文句はないんだが・・・。
でも、今年のモナコはレーニエ大公が亡くなったから、例年のようなお祭り騒ぎにはならないのかな?
■ 第5戦 スペインGP 決勝リザルト ■
1. K.ライコネン (マクラーレン メルセデス)
2. F.アロンソ (ルノー)
3. J.トゥルーリ (トヨタ)
4. R.シューマッハ (トヨタ)
5. G.フィジケラ (ルノー)
6. M.ウェバー (ウイリアムズ BMW)
7. JP.モントーヤ (マクラーレン メルセデス)
8. D.クルサード (レッドブル コスワース)
9. R.バリチェロ (フェラーリ)
10. N.ハイドフェルト (ウイリアムズ BMW)
11. F.マッサ (ザウバー ペトロナス)
12. T.モンテイロ (ジョーダン トヨタ)
13. N.カーティケヤン (ジョーダン トヨタ)
■ 第5戦 スペインGP終了時 ドライバーズ・ポイント・ランキング ■
1. 44pt F.アロンソ (ルノー)
2. 26pt J.トゥルーリ (トヨタ)
3. 17pt K.ライコネン (マクラーレン メルセデス)
4. 14pt G.フィジケラ (ルノー)
5. 14pt R.シューマッハ (トヨタ)
6. 12pt M.ウェバー (ウィリアムズ BMW)
7. 10pt M.シューマッハ (フェラーリ)
8. 10pt JP.モントーヤ (マクラーレン メルセデス)
9. 10pt D.クルサード (レッドブル コスワース)
10.  9pt N.ハイドフェルド (ウィリアムズ BMW)
11.  8pt R.バリチェロ (フェラーリ)
12.  6pt A.ブルツ (マクラーレン メルセデス)
13.  5pt J.ビルヌーブ (ザウバー ペトロナス)
14.  4pt P.ド・ラ・ロサ (マクラーレン メルセデス)
15.  3pt C.クリエン (レッドブル コスワース)
16.  2pt F.マッサ (ザウバー ペトロナス)
17.  1pt V.リゥッツィ (ザウバー ペトロナス)
■ 第5戦 スペインGP終了時 コンストラクターズ・ポイント・ランキング ■
1. 58pt ルノー
2. 40pt トヨタ
3. 37pt マクラーレン メルセデス
4. 21pt ウィリアムズ BMW
5. 18pt フェラーリ
6. 14pt レッドブル コスワース
7.  7pt ザウバー ペトロナス
TBしています:
F1第5戦スペインGPレース結果 キミ・ライコネン優勝 アロンソ2位(英国写真とF1通信さま)
スペインGP(ちび畑。さま)
F1:スペインGP 決勝結果(yukieの素敵☆日記さま)
スペインGP決勝(畳持参のぼそだら日記さま)
西班牙GP(らすか's Diaryさま)
F1スペインGPを振り返って(ラーメン馬鹿のブログさま)
by yuiga28
| 2005-05-09 11:14
| F1