「賞の柩(ひつぎ)」 帚木蓬生
2004年 09月 15日
「賞の柩(ひつぎ)」 帚木蓬生:著 (新潮文庫) 読了しました。
他の作品よりはサスペンス色が強く感じられました。
ストーリーのテンポも良いし、(帚木さんにしては)展開もダイナミックです。
でもやっぱり、ヒューマンドラマとして読んだ方がいいと思います。
これはどちらかというと初期の作品ですが、描写の上手さはさすがです。
ハンガリー、パリ、バルセロナ、ロンドンと主人公は飛び回りますが、その土地の情緒や風景がとてもよく表現されています。
淡い恋愛感情の機微の描き方も相変わらず見事!
登場人物が少々ステレオタイプではありますし、ちょっと理想主義に走り過ぎている感も無くはない作風ですが、この描写の見事さ、ストーリーに漂う温かさが気持ち良く、やみつきにになっています。
とにかく、相性が良いと言う感じで、殆どストレスを感じずに読めるんですよね~。
詳しい感想はこちら
他の作品よりはサスペンス色が強く感じられました。
ストーリーのテンポも良いし、(帚木さんにしては)展開もダイナミックです。
でもやっぱり、ヒューマンドラマとして読んだ方がいいと思います。
これはどちらかというと初期の作品ですが、描写の上手さはさすがです。
ハンガリー、パリ、バルセロナ、ロンドンと主人公は飛び回りますが、その土地の情緒や風景がとてもよく表現されています。
淡い恋愛感情の機微の描き方も相変わらず見事!
登場人物が少々ステレオタイプではありますし、ちょっと理想主義に走り過ぎている感も無くはない作風ですが、この描写の見事さ、ストーリーに漂う温かさが気持ち良く、やみつきにになっています。
とにかく、相性が良いと言う感じで、殆どストレスを感じずに読めるんですよね~。
by yuiga28
| 2004-09-15 19:53
| Book 小説