「偶然の祝福」 小川洋子 角川文庫
2004年 12月 16日
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「博士の愛した数式」、「沈黙博物館」、そしてこの作品と読んで来て、すっかり小川洋子にハマったようだ。
硬質で感情に流されていない文章が心地良い。
この作品はちょっと私小説的な短編集なのだが、冷静な書きぶりで嫌味が無い。
特に良かったのが「キリコさんの失敗」。お手伝いのキリコさんの温かさが何とも言えずに良い。
ストーリー的な面白さでは「盗作」。構想の巧みさに思わず唸らされる。
他にも読んでみたい作品はたくさんあるが、古書店ではなかなか見付からない。人気がある証拠だろうか。
「博士の愛した数式」、「沈黙博物館」、そしてこの作品と読んで来て、すっかり小川洋子にハマったようだ。
硬質で感情に流されていない文章が心地良い。
この作品はちょっと私小説的な短編集なのだが、冷静な書きぶりで嫌味が無い。
特に良かったのが「キリコさんの失敗」。お手伝いのキリコさんの温かさが何とも言えずに良い。
ストーリー的な面白さでは「盗作」。構想の巧みさに思わず唸らされる。
他にも読んでみたい作品はたくさんあるが、古書店ではなかなか見付からない。人気がある証拠だろうか。
by yuiga28
| 2004-12-16 23:08
| Book 小説