「沈黙博物館」 小川洋子 ちくま文庫
2004年 11月 23日
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形見の博物館という着想が秀逸。
物語自体は明るく長閑なメルヘンチックな印象と、暗く寂しく不気味なイメージが交錯して不思議な旋律を奏でている。
しかし、これは「博士の愛した数式」でも感じたのだが、破調と感じられる要素が混じっているように思う。あくまでも個人の好みの問題だと思うが、その破調さえなければ・・・と、ちょっと惜しくなる。
この破調が逆に新鮮なのかも知れないが。
それでもなお、非常に引き込まれる作品だった。もう少し読んでみたい作家だ。
TBしています:
「沈黙博物館」 小川洋子(アジ子のアジは鯵ではない)agco様
形見の博物館という着想が秀逸。
物語自体は明るく長閑なメルヘンチックな印象と、暗く寂しく不気味なイメージが交錯して不思議な旋律を奏でている。
しかし、これは「博士の愛した数式」でも感じたのだが、破調と感じられる要素が混じっているように思う。あくまでも個人の好みの問題だと思うが、その破調さえなければ・・・と、ちょっと惜しくなる。
この破調が逆に新鮮なのかも知れないが。
それでもなお、非常に引き込まれる作品だった。もう少し読んでみたい作家だ。
TBしています:
「沈黙博物館」 小川洋子(アジ子のアジは鯵ではない)agco様
by yuiga28
| 2004-11-23 22:13
| Book 小説